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概要
GreaseKit と Creammonkey に、 (クロスサイトを含む) HTTP リクエストの送信や、 設定値の読み書きを可能にしてしまう脆弱性が発見されました。 使用者は GreaseKit 1.4 にアップグレードしてください。
該当するソフトウェアのバージョン
- GreaseKit 1.2 - 1.3
- Creammonkey 0.9 - 1.1
ソフトウェアのバージョンの確認方法は以下の通りです。
Creammonkey
Safari を起動し、":)"メニューから "About Creammonkey" を選択する。
GreaseKit
Safari (あるいは GreaseKit を使用しているアプリケーション) を起動し、 "GreaseKit" か ":)" メニューから "About GreaseKit" を選択する。
対策
この脆弱性は GreaseKit 1.4 で (GM 関数を削除することで) 修正されています。
詳細情報
GreaseKit はユーザースクリプト専用の6つの関数 (GM_addStyle, GM_log, GM_openInTab, GM_setValue, GM_getValue, GM_xmlhttpRequest) を提供しています。 これらの関数は、セキュリティ上の理由によりウェブページ上からは呼び出せません。
しかし、今回の脆弱性を悪用した場合、 ユーザスクリプトが適用されたウェブページ上から、これらの関数が呼び出せてしまいます。
連絡先
加藤和良 <kzys@8-p.info>